灰心丧气
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1. 基本情報
- 拼音: huī xīn sàng qì
- 日本語訳: 意気消沈する、がっかりしてやる気を失う
- 成語の構成: 「灰」(灰(はい)、(火が消えて)冷え切った状態)
+ 「心」(心、気持ち) + 「丧」(失う、なくす) + 「气」(気力、意気込み) - 意味: 失敗や挫折に直面して自信を失い、意志が消沈して元気がなくなること。心が燃え尽きた灰のように冷め、気力を喪失した状態を表します。ネガティブな状態を描写する言葉です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「灰心丧气」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 自信の喪失: 単に悲しいだけでなく、未来に対する希望や「やり遂げよう」という意志が折れてしまった状態を強調します。
- 原因と結果: 通常、具体的な失敗、困難、批判などが原因となり、その結果として生じる心理状態を指します。
3. 使い方
「灰心丧气」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 失敗への反応: 試験に落ちたり、仕事でミスをした際に、落ち込んでいる様子を描写します。
- 例:「虽然这次实验失败了,但我们不能灰心丧气,要总结经验重头再来。」
(今回の実験は失敗したが、意気消沈してはいけない。経験をまとめて一からやり直そう。)
- 例:「虽然这次实验失败了,但我们不能灰心丧气,要总结经验重头再来。」
- 励ましの言葉: 否定形(不要~、别~)と共に使い、「諦めるな」「元気を出せ」と他人を鼓舞する際によく使われます。
- 例:「遇到这点小挫折就灰心丧气,以后怎么成大事?」
(これしきの挫折でやる気を失っていては、将来どうして大成できようか。)
- 例:「遇到这点小挫折就灰心丧气,以后怎么成大事?」
- 状態の描写: 人が生気を失い、どんよりとしている様子を客観的に描写する際に使われます。
- 例:「自从失业后,他整天灰心丧气,对什么都提不起兴趣。」
(失業して以来、彼は一日中ふさぎ込んでおり、何に対しても興味を示さない。)
- 例:「自从失业后,他整天灰心丧气,对什么都提不起兴趣。」
その他の例文:
- 不要因为一时的困难而灰心丧气,坚持下去就是胜利。
(一時的な困難でくじけてはいけない。やり続けることが勝利につながる。) - 看着队友们一个个灰心丧气的样子,队长决定给大家打气。
(チームメイトたちが皆がっくりときている様子を見て、キャプテンは皆を励ますことにした。) - 他并没有因为批评而灰心丧气,反而更加努力了。
(彼は批判されても腐ったりせず、かえって一層努力した。) - 连续的阴雨天气让人感到有些灰心丧气。
(降り続く雨が、人をいささか憂鬱な気分(滅入った気分)にさせる。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 明代の思想家・呂坤(りょこん)の『呻吟語(しんぎんご)』にある「灰心喪気」という記述に由来します。元々は、志が堅固でない者が他人の言葉を気にしてすぐに諦めてしまう様子を戒める文脈で使われました。
- 「灰心」のイメージ: 「心如死灰(心は死灰の如し)」という表現があるように、中国語では情熱や欲望が消え失せた状態を、火が消えて冷たくなった「灰」に例えます。これは仏教や道教の「悟りを開いて世俗の欲を断つ」という意味で使われることもありますが、「灰心丧气」の場合は単に「やる気をなくす」というネガティブな意味です。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 垂头丧气 (chuí tóu sàng qì): 頭を垂れて気力を失うこと。落ち込んでいる「外見・動作」に焦点がある。link
- 心灰意冷 (xīn huī yì lěng): 心が灰になり意欲が冷めること。失望の度合いが深く、内面的な絶望感を強調する。
- 无精打采 (wú jīng dǎ cǎi): 元気がないこと。link
- 反義成語:
- 信心百倍 (xìn xīn bǎi bèi): 自信に満ち溢れていること。
- 意气风发 (yì qì fēng fā): 意気込みが盛んで、活気に満ちている様子。
- 朝气蓬勃 (zhāo qì péng bó): 若々しい活力に満ちていること。link
- 兴高采烈 (xìng gāo cǎi liè): 意気揚々として喜ぶこと。link
6. まとめ
「灰心丧气」は、失敗や困難によって自信を喪失し、やる気をなくしてしまう状態を表す成語です。「灰心(心が燃え尽きる)」と「丧气(気力を失う)」が組み合わさっており、励ましの文脈で「灰心丧气になるな」と否定形で使われることが非常に多いです。
