长途跋涉
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1. 基本情報
- 拼音: cháng tú bá shè
- 日本語訳: 長旅の苦労、遠路はるばる旅をする
- 成語の構成: 「长」(長い(距離))
+ 「途」(道のり、道中) + 「跋」(山を越える、草むらを歩く) + 「涉」(水を渡る) - 意味: 長い道のりを、山を越え川を渡るように苦労して進むこと。単に距離が遠いだけでなく、その移動に伴う「肉体的な疲労」や「困難さ」を強調する表現です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「长途跋涉」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 困難な移動: 「跋涉」は本来、道なき道を行くことを指します。現代では舗装された道路や飛行機での移動であっても、非常に時間がかかり、体力を消耗するような長旅であれば使用可能です。
- 目的意識: 観光旅行のような気楽な移動ではなく、何らかの目的(任務、避難、帰省、探検など)を達成するために、苦労を厭わず移動するというニュアンスが含まれることが多いです。
3. 使い方
「长途跋涉」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 到着時の労い: 遠くから来た客や友人を迎える際、その苦労をねぎらう挨拶として定型的に使われます。
- 例:「辛苦你了,长途跋涉来到这里,先休息一下吧。」
(お疲れ様でした。遠路はるばるお越しいただき、まずは少し休んでください。)
- 例:「辛苦你了,长途跋涉来到这里,先休息一下吧。」
- 動物の移動や冒険: 渡り鳥の移動や、探検隊の過酷な旅路など、物理的に過酷な長距離移動を描写する際によく使われます。
- 例:「候鸟每年都要长途跋涉,飞往南方过冬。」
(渡り鳥は毎年、長い苦難の旅をして、冬を越すために南へ飛んでいく。)
- 例:「候鸟每年都要长途跋涉,飞往南方过冬。」
- 比喩的な道のり: 物理的な移動だけでなく、目標達成までの長いプロセスや精神的な苦労を比喩的に表すこともあります。
- 例:「为了完成这部作品,作者在精神上经历了一番长途跋涉。」
(この作品を完成させるために、著者は精神的に長い苦難の道のりを経た。)
- 例:「为了完成这部作品,作者在精神上经历了一番长途跋涉。」
その他の例文:
- 经过几天的长途跋涉,救援队终于到达了灾区。
(数日間の過酷な移動を経て、救援隊はようやく被災地に到着した。) - 他不怕长途跋涉,只为了见老朋友一面。
(彼は旧友に一目会うためなら、遠路はるばる行く苦労も厭わない。) - 这支商队长途跋涉穿越了整个沙漠。
(このキャラバンは長い苦難の旅をして砂漠全体を横断した。) - 虽然长途跋涉很累,但看到美丽的风景,一切都值得了。
(長旅の移動はとても疲れたが、美しい景色を見て、その価値があったと思った。) - 这种鱼需要长途跋涉回到出生地产卵。
(この魚は産卵のために、生まれた場所まで長い距離を遡らなければならない。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 清代の小説『説岳全伝(がくひでん)』に見られます。岳飛の妻が「どうして姉上に長途跋涉の苦労をさせられましょうか」と述べる場面があり、当時から「他人にさせるには忍びない苦労」というニュアンスで使われていました。
- 現代的感覚: 現代中国では、春節(旧正月)の帰省ラッシュ(春運)の文脈でよく実感される言葉です。何十時間もかけて故郷に帰る行為は、まさに現代の「長途跋涉」と言えます。
- 構成: 「跋」は草むらをかき分けて進むこと、「涉」は水を渡ること。本来は道なき道を行く意味ですが、現代では単に「非常に遠くて疲れる移動」全般に使われます。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 跋山涉水 (bá shān shè shuǐ): 山を越え川を渡る。旅の道のりが険しく困難なことの具体的な描写。
- 舟车劳顿 (zhōu chē láo dùn): 船や車での長旅による疲れ。移動手段による疲労に焦点を当てた表現。
- 风尘仆仆 (fēng chén pú pú): 旅の疲れでほこりまみれになること。link
- 千里迢迢 (qiān lǐ tiáo tiáo): はるか遠い道のりを旅すること。link
- 反義成語:
- 近在咫尺 (jìn zài zhǐ chǐ): 距離が非常に近いこと。目と鼻の先。
- 一步之遥 (yī bù zhī yáo): 一歩で届くほどの距離。非常に近いこと。
6. まとめ
「長途跋涉」は、単に距離が遠いだけでなく、その移動が肉体的に過酷で困難であることを強調する成語です。遠方からの来客をねぎらう際や、冒険・帰省などの苦労を伴う移動を描写する際によく使われます。現代では、飛行機や電車での移動であっても、非常に疲れる長旅であれば使用できます。
