不三不四
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1. 基本情報
- 拼音: bù sān bù sì
- 日本語訳: 得体の知れない、ろくでもない、いかがわしい、不真面目な
- 成語の構成: 「不」(~でない(否定))
+ 「三」(三(特定の数字というより、定まった形の一部)) + 「不」(~でない(否定)) + 「四」(四(特定の数字というより、定まった形の一部)) - 意味: 人や物の様子がまともでなく、正体不明で怪しいこと。特に人の品行が不正で、素性が知れない「ろくでもない」連中を指す貶し言葉(derogatory term)として使われます。
2. 詳細な意味とニュアンス
「不三不四」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 品行方正でない(人に対して): 最も一般的な用法で、素行が悪く、信用できない、あるいは道徳的に問題がある人々(チンピラや不良など)を指します。
- 得体が知れない(物・スタイルに対して): 服装やスタイルなどが奇抜で、既存のカテゴリーに当てはまらず、見ていて不快あるいは滑稽な様子を表します。
3. 使い方
「不三不四」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 交友関係への警告: 子供や友人に対し、素性の悪い人々と付き合わないよう忠告する際によく使われます。
- 例:「父母总是担心孩子在外面结交那些不三不四的朋友。」
(両親はいつも、子供が外でろくでもない(いかがわしい)友達と付き合うことを心配している。)
- 例:「父母总是担心孩子在外面结交那些不三不四的朋友。」
- 不適切な関係の非難: 不倫や浮気など、道徳的に認められない男女関係を批判する際に用いられます。
- 例:「他背着妻子在外面搞不三不四的关系,最终导致了离婚。」
(彼は妻に隠れて外でふしだらな関係を持ち、最終的に離婚に至った。)
- 例:「他背着妻子在外面搞不三不四的关系,最终导致了离婚。」
- 奇妙な見た目への批判: 服装やデザインが奇抜すぎて、品がない、あるいは訳が分からないと批判する際に使います。
- 例:「这种不三不四的打扮,去参加正式面试肯定不合适。」
(そんな得体の知れない(変てこな)格好では、正式な面接に行くのにふさわしくない。)
- 例:「这种不三不四的打扮,去参加正式面试肯定不合适。」
その他の例文:
- 别把那些不三不四的东西带回家。
(そんなわけのわからない(怪しい)物を家に持ち込まないでくれ。) - 那个街区治安不好,经常有一些不三不四的人在游荡。
(あの地区は治安が悪く、よくガラの悪い連中がうろついている。) - 他整天不务正业,跟一群不三不四的人混在一起。
(彼は一日中まともな仕事もせず、ろくでもない連中とつるんでいる。) - 这文章写得不三不四,逻辑完全不通。
(この文章は支離滅裂で(まともでなく)、論理が全く通っていない。)
4. 文化背景と注意点
- 由来: 「三」と「四」が何を指すかには諸説あります。一説には『易経』の卦(か)において、三爻(こう)と四爻が中心から外れた不安定な位置にあるため、そこから「中途半端」「正道ではない」という意味が生まれたとされます。また、単に「三でも四でもない=何物でもない」という語呂合わせ的な意味とも言われます。
- 使用域: 非常に口語的で、強い軽蔑のニュアンスを含みます。公的な場や目上の人に対して使う言葉ではありません。親が子供を叱る際や、ゴシップ(噂話)などで頻繁に使われます。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 不伦不类 (bù lún bù lèi): 種類や規範に当てはまらず、ちぐはぐで滑稽な様子。
- 非驴非马 (fēi lǘ fēi mǎ): ロバでも馬でもない。何にも似ておらず、得体が知れないこと。
- 不正之风 (bù zhèng zhī fēng): 不正な風潮や慣行。link
- 反義成語:
- 正人君子 (zhèng rén jūn zǐ): 品行方正で徳のある立派な人物。
- 堂堂正正 (táng táng zhèng zhèng): 態度が立派で、公明正大であること。
- 光明磊落 (guāng míng lěi luò): 行動や人柄が公明正大であること。link
- 文质彬彬 (wén zhì bīn bīn): 外見と内面が調和していること。link
6. まとめ
「不三不四」は、人や物の正体が怪しく、まともではないことを批判する口語表現です。特に「素行の悪い連中」や「いかがわしい関係」を指して「ろくでもない」と軽蔑する際によく使われます。日常会話で頻出しますが、強いネガティブな意味を持つため使用には注意が必要です。
