不学无术
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1. 基本情報
- 拼音: bù xué wú shù
- 日本語訳: 学がなく無能である、無学無能
- 成語の構成: 「不」(~ない(否定))
+ 「学」(学問、知識) + 「无」(ない(存在しない)) + 「术」(術(すべ)、方法、技術(原義は政治的手腕や統治の方法)) - 意味: 学問がなく、実務能力や技術も持っていないこと。人に対して使う非常に強い貶し言葉(蔑称)で、その人が無知で役に立たないことを批判する際に用いられます。
2. 詳細な意味とニュアンス
「不学无术」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 「術」の原義と変化: 原義(『漢書』)では「古今の歴史に学ばないため、政治を行う適切な方法(術)を知らない」という意味でしたが、現代ではより広く「一般的な能力やスキルがない」という意味で使われます。
- 強い批判的ニュアンス: 単に「学校に行っていない」ことではなく、知識不足ゆえに愚かな行動をとる、あるいは地位にふさわしくない無能さを批判する文脈で使われます。
3. 使い方
「不学无术」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 人物への批判: 地位や職務に見合った能力がない人を厳しく非難する際に使われます。非常にネガティブな表現です。
- 例:「那个经理整天只会吹牛,实际上是个不学无术的人。」
(あのマネージャーは一日中ほらばかり吹いているが、実際は無学無能な人間だ。)
- 例:「那个经理整天只会吹牛,实际上是个不学无术的人。」
- 謙遜(稀な用法): 自分のことをへりくだって言う場合にも使えますが、現代会話ではあまり一般的ではなく、主に書き言葉や改まった挨拶で使われます。
- 例:「我虽然不学无术,但也愿意为这个项目尽一份力。」
(私は浅学非才の身ではありますが、このプロジェクトのために力を尽くしたいと思っています。)
- 例:「我虽然不学无术,但也愿意为这个项目尽一份力。」
その他の例文:
- 他不学无术,却喜欢在专家面前班门弄斧。
(彼は何も知らないくせに、専門家の前で知ったかぶりをするのが好きだ。) - 把重要的任务交给这种不学无术的人,简直是拿公司的前途开玩笑。
(重要な任務をあんな無能な人間に任せるなんて、会社の将来を冗談のネタにしているようなものだ。) - 与其做一个不学无术的富二代,不如靠自己的双手去奋斗。
(無学で能なしの金持ちの二世になるより、自分の手で努力するほうがましだ。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 『漢書』霍光伝。前漢の権力者・霍光(かくこう)を評した言葉です。霍光は功績のある政治家でしたが、学問を修めていなかったため、過去の事例や道理(大理)に暗く、結果として一族の滅亡を招くような専横な振る舞いをしてしまったと批判されました。
- 原義の「術」: ここでの「術」は単なる技術ではなく、儒教的な教養に基づいた「統治の術(すべ)」を指していました。現代ではより一般的な「能力」の意味で使われます。
- 使用上の注意: 非常に強い侮蔑の意を含むため、冗談でも親しい友人以外には使わないほうが無難です。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 胸无点墨 (xiōng wú diǎn mò): 胸に墨が一滴もない=教養や知識が全くないこと。
- 一无所知 (yī wú suǒ zhī): 何一つ知らないこと。無知であること。link
- 目不识丁 (mù bù shí dīng): 文字の読み書きができないこと。link
- 孤陋寡闻 (gū lòu guǎ wén): 知識や情報が乏しいこと。link
- 反義成語:
- 博学多才 (bó xué duō cái): 学識が広く、才能が豊かであること。
- 真才实学 (zhēn cái shí xué): 本物の才能と確かな学問。
- 学富五车 (xué fù wǔ chē): 非常に学識が豊富であること。link
- 才华横溢 (cái huá héng yì): ずば抜けた才能と輝きを持つこと。link
6. まとめ
「不学无术」は、学問がなく能力も欠けている人を厳しく批判する成語です。歴史的には政治的手腕の欠如を指しましたが、現代では一般的な「無能さ」を指す貶し言葉として使われます。他人に対して使う場合は非常に攻撃的なニュアンスになるため注意が必要です。
