劳苦功高
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1. 基本情報
- 拼音: láo ér wú gōng
- 日本語訳: 労苦をいとわず大きな功績を上げる、多大な苦労をして手柄を立てる
- 成語の構成: 「劳」(労働、苦労、骨折り)
+ 「苦」(苦しい、つらい) + 「功」(功績、手柄) + 「高」(高い、大きい) - 意味: 多くの苦労や困難に耐え抜き、その結果として非常に大きな功績を上げること。単に成果が出ただけでなく、その過程での献身的な努力や犠牲を称える褒め言葉です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「劳苦功高」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- プロセスと結果の両立: 「労苦(苦労)」と「功高(高い功績)」がセットになっています。苦労しただけで成果がない場合や、楽をして成果を上げた場合には使いません。
- 高い称賛と敬意: 長年の貢献者や、困難なプロジェクトを成功させた功労者に対して、深い敬意を込めて使われます。
3. 使い方
「劳苦功高」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 功労者の表彰: 退職するベテラン社員や、国家・組織のために尽くした人物を称える式典やスピーチでよく使われます。
- 例:「王教授在教育界耕耘四十年,劳苦功高,深受学生爱戴。」
(王教授は教育界で40年間尽力し、多大な苦労と功績があり、学生から深く敬愛されている。)
- 例:「王教授在教育界耕耘四十年,劳苦功高,深受学生爱戴。」
- 歴史的評価: 歴史上の人物や、創業メンバーなどの過去の偉業を振り返って評価する際に用いられます。
- 例:「他是公司的创业元老,劳苦功高,理应受到大家的尊重。」
(彼は会社の創業メンバーであり、苦労して大きな功績を上げたのだから、皆から尊重されるべきだ。)
- 例:「他是公司的创业元老,劳苦功高,理应受到大家的尊重。」
その他の例文:
- 为了完成这项工程,工程师们日夜奋战,真是劳苦功高。
(このプロジェクトを完成させるために、エンジニアたちは昼夜を問わず奮闘し、本当に労苦をいとわず功績を上げた。) - 虽然他劳苦功高,但他从不居功自傲。
(彼は多大な功績があるにもかかわらず、決して自分の手柄を鼻にかけない。) - 我们要铭记那些为国家独立而劳苦功高的英雄们。
(国家の独立のために身を粉にして功績を上げた英雄たちを、我々は銘記しなければならない。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 『史記』項羽本紀。鴻門の会(こうもんのかい)のエピソードに関連し、樊噲(はんかい)が項羽に対して、劉邦がいかに「労苦功高(苦労して功績を上げた)」であるかを訴え、殺そうとするのは不当だと主張する場面で登場します。
- ニュアンス: 単なる「成功」ではなく、「汗と涙の結晶」というニュアンスが強いため、苦労話や美談として語られる文脈で好まれます。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 汗马功劳 (hàn mǎ gōng láo): 戦場で馬に汗をかかせるほどの働き。戦功や、仕事での大きな貢献。
- 丰功伟绩 (fēng gōng wěi jì): 豊かで偉大な功績。非常に大きな手柄。
- 当之无愧 (dāng zhī wú kuì): 疑いなく、それに値すること。link
- 反義成語:
- 劳而无功 (láo ér wú gōng): 苦労しただけで、何の功績も成果も上がらないこと。
- 一事无成 (yí shì wú chéng): 一つのことも成し遂げられない、何も達成していないこと。link
- 无所作为 (wú suǒ zuò wéi): 何もせず、何の貢献もしないこと。link
6. まとめ
「労苦功高」は、多大な苦労を経て大きな功績を上げた人を称える成語です。『史記』に由来し、単なる成功者ではなく、困難に耐えて貢献した人物への敬意を表す際に使われます。退職祝いや表彰式などで頻繁に用いられるポジティブな表現です。
