古往今来
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1. 基本情報
- 拼音: gǔ wǎng jīn lái
- 日本語訳: 古今(こきん)、昔から今に至るまで、古来より
- 成語の構成: 「古」(昔、過去)
+ 「往」(過ぎ去る、行く) + 「今」(現在、今) + 「来」(来る、至る) - 意味: 昔から現在に至るまでの長い時間の流れ全体を指します。歴史的な視点で物事を語る際や、時代を超えて変わらない真理や現象について述べる際によく使われます。
2. 詳細な意味とニュアンス
「古往今来」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 時間の継続性: 単に「昔と今」という二点を指すのではなく、過去から現在へと脈々と続く時間の流れ(歴史)を強調します。
- 普遍性の強調: 「いつの時代も変わらないこと」を述べる文脈で使われることが多く、普遍的な真理や人間の本質について語る際に効果的です。
3. 使い方
「古往今来」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 歴史的評価・総括: 歴史上の人物、出来事、芸術作品などを、長い時間軸の中で評価したり振り返ったりする際に使われます。
- 例:「古往今来,无数诗人都在歌颂月亮。」
(古来より、数え切れないほどの詩人が月を称えてきた。)
- 例:「古往今来,无数诗人都在歌颂月亮。」
- 不変の真理の提示: 時代が変わっても変わらない法則や、人間社会の常について述べる際に用いられます。
- 例:「成王败寇,这是古往今来不变的道理。」
(勝てば官軍負ければ賊軍、これは昔から今に至るまで変わらない理屈だ。)
- 例:「成王败寇,这是古往今来不变的道理。」
- スケールの強調: ある事柄が一時的なものではなく、歴史的な規模であることを強調するために文頭や文中で使われます。
- 例:「古往今来,没有哪一场战争是不残酷的。」
(いつの世も、残酷でない戦争など一つとしてない。)
- 例:「古往今来,没有哪一场战争是不残酷的。」
その他の例文:
- 古往今来,多少英雄豪杰被历史的浪潮淹没。
(古今、どれほどの英雄豪傑が歴史の波に飲み込まれていったことか。) - 这幅画被认为是古往今来最伟大的艺术作品之一。
(この絵は、歴史上最も偉大な芸術作品の一つと考えられている。) - 追求幸福是古往今来人类共同的愿望。
(幸福の追求は、昔も今も人類共通の願いだ。) - 古往今来的哲学家都在思考生命的意义。
(古来より、哲学者たちは皆、生命の意味について思考を巡らせてきた。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 『淮南子(えなんじ)』斉俗訓の「往古来今謂之宙(往古来今、これを宙という)」や、晋代の潘岳による『西征賦』に見られます。「宇宙」という言葉の「宇」は空間、「宙」は時間を指しますが、この成語はまさにその「時間(宙)」の概念を表しています。
- 使用域: 書き言葉(文章語)としても話し言葉としても使われますが、やや格式高い、あるいは壮大なニュアンスを伴います。日常の些細なことよりも、歴史、文化、人生訓などの大きなテーマで好まれます。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 从古至今 (cóng gǔ zhì jīn): 昔から今まで。意味はほぼ同じだが、より平易で口語的な表現。
- 古今中外 (gǔ jīn zhōng wài): 昔と今、中国と外国。時間と空間(場所)の両方を含めたあらゆる範囲を指す。link
- 自始至终 (zì shǐ zhì zhōng): 最初から最後まで。link
- 反義成語:
6. まとめ
「古往今来」は、過去から現在に至る長い時間の流れを表す成語です。「古来より」「いつの世も」といったニュアンスで、歴史的な事実や普遍的な真理を述べる際によく使われます。文章に壮大さや説得力を与える表現です。
