离题万里
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1. 基本情報
- 拼音: lí tí wàn lǐ
- 日本語訳: 本題から大きく外れる、話が脱線して戻らない、的(まと)外れである
- 成語の構成: 「离」(離れる、外れる)
+ 「题」(主題、テーマ、題目) + 「万」(一万(非常に多い数の比喩)) + 「里」(里(距離の単位)) - 意味: 文章や発言の内容が、本来のテーマや主題から極端にかけ離れてしまっていること。少しの脱線ではなく、全く関係のない方向へ話が進んでしまう様子を批判的に表す言葉です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「离题万里」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 距離の誇張表現: 「万里(非常に遠い距離)」という言葉を使うことで、主題とのズレが甚だしいことを強調しています。
- 批判的なニュアンス: 単なる世間話や雑談ではなく、議論や作文など「テーマが決まっている」状況で、論点が定まらないことを批判する際に使われます。
3. 使い方
「离题万里」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 文章・作文の評価: 長く書いているものの、肝心なテーマに触れていない、あるいは論点がずれている文章を批判する際によく使われます。「下笔千言,离题万里(筆を下ろせば千言書くが、テーマからは万里も離れている)」という定型句として使われることが多いです。
- 例:「这篇作文虽然辞藻华丽,可惜内容离题万里,无法得高分。」
(この作文は言葉遣いは華麗だが、残念ながら内容は本題から大きく外れており、高得点は望めない。)
- 例:「这篇作文虽然辞藻华丽,可惜内容离题万里,无法得高分。」
- 会議や議論での指摘: 会議中に誰かの発言が議題から逸れてしまった時、軌道修正を促すため、あるいは呆れを表すために使われます。
- 例:「请大家集中讨论目前的预算问题,不要扯到明年的计划,那样就离题万里了。」
(現在の予算問題に集中してください。来年の計画の話に持ち込まないでください、それでは話が脱線しすぎです。)
- 例:「请大家集中讨论目前的预算问题,不要扯到明年的计划,那样就离题万里了。」
その他の例文:
- 他回答记者提问时顾左右而言他,简直是离题万里。
(彼は記者の質問に答える際、あちこちと言葉を濁し、まさに的(まと)外れだった。) - 本来是在讨论环保,他却开始讲起了股票,真是离题万里。
(本来は環境保護の議論をしていたのに、彼は株の話を始め、本当に話が飛躍しすぎている。) - 如果不先审好题就开始写,很容易造成离题万里的后果。
(最初によく課題を分析せずに書き始めると、論点が大きくずれる結果になりやすい。)
4. 文化背景と注意点
- 定型表現: 「下笔千言,离题万里(筆を下ろせば千言書くが、テーマからは万里も離れている)」という対句(つい)の形で使われることが非常に多いです。これは、量は多いが質が伴わない、あるいは要領を得ないことを皮肉る表現です。
- 出典: 近代の作家、朱自清(しゅじせい)の『論廃話(無駄話について)』に見られる表現です。比較的新しい成語ですが、現代の教育現場やビジネスシーンで頻繁に使われます。
- 使用上の注意: 相手の意見に対して直接使うと、「あなたの話は全く関係ない」と強く否定することになるため、目上の人や公的な場では慎重に使う必要があります。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 文不对题 (wén bù duì tí): 文章の内容がタイトルや課題と一致していないこと。
- 答非所问 (dá fēi suǒ wèn): 答えが質問とかみ合っていないこと。トンチンカンな答え。
- 反義成語:
- 一针见血 (yī zhēn jiàn xiě): 一針で血を見るように、物事の核心を鋭く突くこと。
- 切中要害 (qiè zhòng yào hài): 急所や要点を的確に突くこと。
- 有的放矢 (yǒu dì fàng shǐ): 的を定めて矢を放つこと。link
- 开门见山 (kāi mén jiàn shān): すぐに本題に入ること。link
6. まとめ
「離題万里」は、話や文章が本来のテーマから極端に逸れてしまっている状態を批判する成語です。特に作文や議論の場で、量は多いが中身が伴っていない、あるいは論点がずれていることを指摘する際によく使われます。「下笔千言,离题万里」というセットフレーズを覚えておくと便利です。
