无时无刻
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1. 基本情報
- 拼音: wú shí wú kè
- 日本語訳: 四六時中、片時も~ない(二重否定で「常に~だ」)
- 成語の構成: 「无」(~がない)
+ 「时」(時、時間) + 「无」(~がない) + 「刻」(短い時間、刻(こく)) - 意味: 直訳すると「時がなく、刻がない」となりますが、実際には「~しない時はない」という意味で使われます。現代中国語では、後ろに否定語(不、没など)を伴って二重否定の形を作り、「どんな時も~している」「一時も~しないことはない」という強い肯定(=常にそうである)を表すのが正しい用法です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「无时无刻」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 二重否定の原則: この成語単独では「時がない」という意味に見えますが、文法的には「无时无刻不...(~しない時はない)」というセットで使われるのが標準的です。単独で「いつも(Every moment)」の意味で使うのは誤用とされることが多いですが、口語では混同も見られます。
- 継続性と不断性: 動作や状態が途切れることなく続いていることを強調します。単なる「いつも」よりも、「一時も休まず」というニュアンスが強いです。
3. 使い方
「无时无刻」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 感情や思考の持続: 誰かを想う気持ちや、心配事、警戒心などが常に心にあることを表現する際によく使われます。
- 例:「身在异乡,我无时无刻不在思念着家乡的亲人。」
(異郷に身を置いていても、私は片時も故郷の家族を想わないことはない(常に想っている)。)
- 例:「身在异乡,我无时无刻不在思念着家乡的亲人。」
- 変化や影響の描写: 環境や状況が絶えず変化していることや、何かが常に影響を与えていることを記述する際に使われます。
- 例:「这个世界的科技发展无时无刻不在改变着我们的生活。」
(この世界の科学技術の発展は、一時も休むことなく私たちの生活を変え続けている。)
- 例:「这个世界的科技发展无时无刻不在改变着我们的生活。」
- 注意喚起・警告: 危険やリスクが常に存在していることを強調し、警戒を促す文脈で使われます。
- 例:「网络安全隐患无时无刻不在威胁着用户的隐私。」
(サイバーセキュリティの隠れた危険は、四六時中ユーザーのプライバシーを脅かしている。)
- 例:「网络安全隐患无时无刻不在威胁着用户的隐私。」
その他の例文:
- 作为一名医生,他无时无刻不把病人的安危放在心上。
(医師として、彼は片時も患者の安否を気にかけないことはない。) - 大自然无时无刻不在向我们展示它的奥秘。
(大自然は常に私たちにその神秘を示し続けている。) - 虽然由于工作繁忙我们很少见面,但我无时无刻不在牵挂着你。
(仕事が忙しくて滅多に会えないが、君のことを想わない時は一刻もない。) - 在这个竞争激烈的社会,我们必须无时无刻不保持学习的状态。
(この競争の激しい社会では、我々は常に学び続ける状態を保たなければならない。)
4. 文化背景と注意点
- 文法的な注意点: 中国語学習において最も間違いやすい成語の一つです。「无时无刻」自体が「~ない時はない」という否定の意味を含んでいるように見えますが、慣用的に後ろに「不」や「没」を伴って初めて「常に~だ」という意味になります。「我无时无刻想念你(×)」は誤りで、「我无时无刻不想念你(○)」が正解です。
- 出典: 明代の短編小説集『初刻拍案驚奇(しょこくはくあんきょうき)』に見られます。「無時無刻不在心上(心にない時はない=常に心にある)」という形で使われており、この頃から二重否定の構造が定着していました。
- 類義語との違い: 「每时每刻(毎時毎刻)」は肯定形なので、そのまま「每时每刻都...」と使えますが、「无时无刻」は否定語を伴う必要がある点が決定的に異なります。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 每时每刻 (měi shí měi kè): いつでも、どんな時も。(肯定文でそのまま使える)
- 时时刻刻 (shí shí kè kè): 四六時中、常に。
- 自始至终 (zì shǐ zhì zhōng): 最初から最後まで。link
- 没日没夜 (méi rì méi yè): 昼夜を問わず、休みなく働き続けること。link
- 反義成語:
- 偶尔 (ǒu ěr): たまに、時折。
- 三年五载 (sān nián wǔ zǎi): 数年、長い年月。(頻度が低い、あるいは期間が長いことの比喩)
6. まとめ
「无时无刻」は「片時も~ない」という意味で、通常は後ろに否定語(不)を伴って「无时无刻不...(~しない時はない=常に~している)」という二重否定の形で使われます。肯定の意味で「いつも」と言いたい場合に、単独で使うと文法的に誤りになりやすいため注意が必要です。感情の持続や絶え間ない変化を強調する際によく用いられます。
