苍白无力
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1. 基本情報
- 拼音: cāng bái wú lì
- 日本語訳: (言葉や弁解が)説得力に欠ける、空虚で力強さがない;(顔色などが)青白く生気がない
- 成語の構成: 「苍白」((顔色などが)青白い、生気がない)
+ 「无」(ない) + 「力」(力、パワー) - 意味: 本来は病気などで顔色が青白く体力がないことを指しますが、現代では比喩的に「言葉、文章、弁解などに説得力や実質的な内容が欠けている」ことを批判する際によく使われます。貶し言葉(ネガティブな評価)です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「苍白无力」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 説得力の欠如(比喩): 議論や弁解が空虚で、相手を納得させる力がない状態を指します。単に「弱い」だけでなく、「中身がない」「血が通っていない」というニュアンスを含みます。
- 描写の浅さ(文学・芸術): 小説のキャラクターや芸術表現にリアリティや深みがなく、印象が薄いことを批判する際にも使われます。
- 物理的な衰弱(原義): 病気や疲労で顔面蒼白になり、力が入らない様子。ただし、成語としては比喩的な用法の頻度が高いです。
3. 使い方
「苍白无力」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 弁解や議論の評価: 言い訳や反論が苦しく、誰も信じないような状況で、その言葉の無力さを指摘する際によく使われます。
- 例:「面对确凿的证据,他的辩解显得苍白无力。」
(確固たる証拠を前にして、彼の弁解は説得力を欠き、空虚なものに見えた。)
- 例:「面对确凿的证据,他的辩解显得苍白无力。」
- 作品や表現の批評: 文章、スローガン、演技などが形式的で、人の心を動かす力がないことを批判する文脈で使われます。
- 例:「这篇小说的情节老套,人物塑造苍白无力。」
(この小説の筋書きはありきたりで、人物描写は薄っぺらで魅力がない。)
- 例:「这篇小说的情节老套,人物塑造苍白无力。」
- 物理的な描写: 病み上がりや極度の疲労状態にある人の様子を描写します。
- 例:「大病初愈,他的脸色依然苍白无力。」
(大病から回復したばかりで、彼の顔色は依然として青白く、生気がない。)
- 例:「大病初愈,他的脸色依然苍白无力。」
その他の例文:
- 任何语言在巨大的悲痛面前都显得苍白无力。
(巨大な悲しみの前では、どんな言葉も無力で空虚なものに思える。) - 如果没有实际行动,口号喊得再响也是苍白无力的。
(実際の行動が伴わなければ、スローガンをいくら大声で叫んでも説得力はない。) - 这种解释太牵强了,听起来苍白无力。
(その説明はあまりにこじつけで、聞いていて白々しい(説得力がない)。) - 阳光透过云层,显得有些苍白无力。
(雲間から差し込む日差しは、どこか弱々しく頼りない。) - 对于遭受不公的人来说,迟到的正义往往是苍白无力的。
(不当な扱いを受けた人々にとって、遅れてやってきた正義は往々にして無意味(救いにならないもの)である。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 近代の散文家・朱自清(しゅじせい)の『歴史の戦闘の中で(历史的战斗中)』に見られる表現です。「過去を抱擁する人は必ずしも『蒼白無力』ではないが、外強中乾(見かけ倒し)であることは免れない」という文脈で使われました。
- 使用域: 日常会話から評論、ニュースまで幅広く使われます。特に「言葉(Language)」「弁解(Excuse)」「約束(Promise)」といった抽象的な概念が、現実の重みや証拠の前で役に立たないことを嘆く、あるいは批判する際によく用いられるクリシェ(決まり文句)です。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 软弱无力 (ruǎn ruò wú lì): 身体的、または意志などが弱くて力がないこと。
- 有气无力 (yǒu qì wú lì): 息も絶え絶えで、精根尽き果てている様子。話す声や動作に力がないこと。
- 平淡无奇 (píng dàn wú qí): 平凡で何の変哲もないこと。link
- 一无是处 (yī wú shì chù): 全く何の取り柄もないこと。link
- 反義成語:
- 掷地有声 (zhì dì yǒu shēng): 言葉に重みがあり、力強く響くこと。説得力があること。
- 铿锵有力 (kēng qiāng yǒu lì): 言葉や音が力強く、リズム感があり、響き渡る様子。
- 有声有色 (yǒu shēng yǒu sè): 生き生きとしていて、非常に素晴らしいこと。link
- 绘声绘色 (huì shēng huì sè): 物事を生き生きと描写すること。link
6. まとめ
「苍白无力」は、文字通りには「顔色が青白く力がない」状態を指しますが、現代では主に「言葉、弁解、作品などが説得力や中身を欠いている」ことを批判する比喩表現として多用されます。証拠の前での苦しい言い訳や、リアリティのない創作物を「薄っぺらだ」と評する際に便利な言葉です。
