视同陌路
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1. 基本情報
- 拼音: shì tóng mò lù
- 日本語訳: 赤の他人のようにみなす、よそよそしく振る舞う
- 成語の構成: 「视」(見る、みなす(看待))
+ 「同」(~と同じように(如同)) + 「陌路」(道ですれ違う知らない人、赤の他人) - 意味: かつては親しかった友人や恋人、あるいは親族に対して、まるで道ですれ違う見知らぬ人のように冷淡に接すること。関係が完全に冷え切った状態や、絶縁した様子を表します。
2. 詳細な意味とニュアンス
「视同陌路」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 関係性の変化: 最初から知らない人に対しては使いません。元々は親密だったり、知り合いであったりした関係が、何らかの原因で断絶したことを前提とします。
- 冷淡な態度: 単に連絡を取らないだけでなく、会っても挨拶もしない、無視するなど、心理的な距離が極めて遠いことを強調します。
3. 使い方
「视同陌路」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 人間関係の破綻: 喧嘩別れした友人や、離婚した夫婦、遺産争いをした親族などが、互いに無視し合う状況を描写する際によく使われます。
- 例:「曾经无话不谈的好朋友,如今却因为误会而视同陌路。」
(かつては何でも話し合える親友だったのに、今では誤解が原因で赤の他人のように振る舞っている。)
- 例:「曾经无话不谈的好朋友,如今却因为误会而视同陌路。」
- 決意の表明: 「もう関わりたくない」という強い拒絶の意志を示すために使われることもあります。
- 例:「既然已经分手了,以后我们就视同陌路吧。」
(もう別れたのだから、これからはお互い他人として(関わらずに)いよう。)
- 例:「既然已经分手了,以后我们就视同陌路吧。」
その他の例文:
- 为了争夺遗产,几兄弟反目成仇,视同陌路。
(遺産争いのために、兄弟たちは敵対し、互いに赤の他人のようになってしまった。) - 虽然住在同一个小区,但邻居之间老死不相往来,视同陌路。
(同じ団地に住んでいるが、隣人同士は一生付き合いがなく、まるで他人のようだ。) - 我不希望我们之间的友谊走到视同陌路的那一步。
(私たちの友情が、他人行儀になってしまう(絶縁する)ような事態にはなりたくない。)
4. 文化背景と注意点
- 構成要素の「陌路(mò lù)」は、田んぼのあぜ道(陌)ですれ違う人、つまり「通りすがりの他人」を意味します。中国文化では「関係(グワンシ)」が重視されるため、かつての知人を「陌路」として扱うことは、非常に強い拒絶や関係の完全な崩壊を意味します。
- 類似表現の「形同陌路」も非常によく使われます。「視同~」は「(主観的に)みなす」というニュアンスが強く、「形同~」は「(客観的な状況が)~のようだ」というニュアンスがあります。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 视若路人 (shì ruò lù rén): 路上の通行人のようにみなす。意味は「視同陌路」とほぼ同じ。
- 恩断义绝 (ēn duàn yì jué): 恩も義理も断ち切る。夫婦や友人などの関係をきっぱりと絶つこと。link
- 冷酷无情 (lěng kù wú qíng): 冷酷で情け容赦ないこと。link
- 反義成語:
- 亲密无间 (qīn mì wú jiàn): 隙間がないほど親密であること。
- 形影不离 (xíng yǐng bù lí): 体と影のように離れられない。いつも一緒にいるほど仲が良いこと。link
- 朝夕相处 (zhāo xī xiāng chǔ): 朝から晩まで一緒にいること。link
6. まとめ
「視同陌路」は、かつて親しかった相手に対して、まるで赤の他人のように冷たく接することを表す成語です。喧嘩別れや裏切りなどによって人間関係が修復不可能なほど壊れてしまった状況で使われます。「形同陌路」と言い換えられることも多いです。
