无人问津
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1. 基本情報
- 拼音: wú rén wèn jīn
- 日本語訳: 誰も見向きもしない、訪れる人もいない、全く人気がない
- 成語の構成: 「无」(~がない)
+ 「人」(人) + 「问」(尋ねる、問う) + 「津」(渡し場(渡口)、道筋) - 意味: 渡し場(道筋)を尋ねる人が誰もいないことから転じて、誰も関心を持たず、見向きもされない状態を指します。商品が売れ残ったり、提案が無視されたり、場所が寂れていたりする様子を表す、ややネガティブで寂しいニュアンスを持つ言葉です。
2. 詳細な意味とニュアンス
「无人问津」は、以下のようなニュアンスを含みます。
- 「津(渡し場)」の比喩: 原義は「渡し場を尋ねる」ことですが、現代では「その物事に関わろうとする、興味を持つ、購入しようとする」という比喩として機能しています。
- 冷遇・放置の状態: 単に人がいないだけでなく、本来は注目されるべきものや価値があるかもしれないものが、誰からも顧みられず放置されている「冷遇」の状態を強調します。
3. 使い方
「无人问津」は、主に以下のような文脈で使用されます。
- 商品やビジネス: 商品が全く売れない、あるいはサービスに利用者がいない状況を説明する際によく使われます。
- 例:「这款旧型号的手机虽然降价了,但依然无人问津。」
(この旧型スマホは値下げされたが、依然として誰も見向きもしない。)
- 例:「这款旧型号的手机虽然降价了,但依然无人问津。」
- 作品や提案: ブログ、論文、企画書などが誰にも読まれない、または評価されない寂しい状況を表します。
- 例:「他写的文章内容深刻,可惜发在冷门论坛上,结果无人问津。」
(彼の書いた文章は内容が深いが、過疎った掲示板に投稿したため、残念ながら誰の目にも留まらなかった。)
- 例:「他写的文章内容深刻,可惜发在冷门论坛上,结果无人问津。」
- 場所や施設: かつては賑わっていた場所や、辺鄙な場所にある施設が、訪問者がなく閑散としている様子を描写します。
- 例:「这座荒废的古庙位于深山之中,常年无人问津。」
(この荒れ果てた古寺は深山にあり、一年中訪れる人もいない。)
- 例:「这座荒废的古庙位于深山之中,常年无人问津。」
その他の例文:
- 那个曾经红极一时的歌手,现在已经无人问津了。
(かつて一世を風靡したあの歌手も、今では誰からも相手にされなくなってしまった。) - 招聘会上,这个冷门专业的摊位前无人问津。
(就職説明会で、このマイナーな専攻のブースの前には誰も寄り付かなかった。) - 如果不做广告宣传,再好的产品也可能无人问津。
(広告宣伝をしなければ、どんなに良い製品でも日の目を見ない(売れない)可能性がある。) - 这些陈旧的档案堆在角落里,几十年都无人问津。
(これらの古い記録は隅に積まれたまま、数十年もの間誰にも顧みられていない。)
4. 文化背景と注意点
- 出典: 陶淵明(とうえんめい)の『桃花源記(とうかげんき)』。理想郷である「桃源郷」を偶然発見した漁師の話の結末部分、「後遂無問津者(のち、ついに津を問う者なし)」に由来します。
- 原義との変化: 原文では「(桃源郷への)行き方を尋ねる人がいなくなった=二度と行けなくなった」という神秘的な結末を表していましたが、現代語では単に「人気がない」「無視されている」という、より世俗的でネガティブな意味で使われます。
- 使用域: 日常会話からニュースまで幅広く使われますが、基本的には「寂しい」「残念だ」「売れない」といったマイナスの状況を説明する言葉です。
5. 類似成語と反義成語
- 類似成語:
- 门可罗雀 (mén kě luó què): 門の前で雀を捕まえる網が張れるほど、訪問客が少なくて閑散としていること。
- 鲜为人知 (xiǎn wéi rén zhī): ほとんど人に知られていないこと。
- 默默无闻 (mò mò wú wén): 世に知られていないこと。link
- 人迹罕至 (rén jì hǎn zhì): 人がめったに訪れない場所。link
- 反義成語:
- 门庭若市 (mén tíng ruò shì): 門前が市場のように賑わっていること。来客や訪問者が非常に多い。
- 风靡一时 (fēng mǐ yī shí): ある時期に、草木が風になびくように圧倒的に流行すること。
- 家喻户晓 (jiā yù hù xiǎo): 誰もが知っていること。link
- 举世闻名 (jǔ shì wén míng): 世界中で有名であること。link
6. まとめ
「无人问津」は、商品、場所、作品などが誰からも関心を持たれず、見向きもされない状態を表す成語です。『桃花源記』に由来しますが、現代では「売れ残り」や「不人気」などのネガティブな文脈で頻繁に使われます。「誰も尋ねない=無視されている」というイメージで覚えると良いでしょう。
